赤坂プリンスの速報
日本が好きになってきた。
日本の文化、日本の風土、日本の人への思いが強くなっている。
頷いていただける方は多いのではないだろうか。
とはいえ日本の組織や人の元気のなさが気になる。
高度化はしているものの、本来の力が発揮されていないのではないかという問題意識も大きくなってきた。
特に草食系と鄭楡されるような、多くの若手男性のおとなしさはとても気になる。
もっとのびのびとはじけて、力を発揮してほしいものだ。
論語には「後世、いるべし」とある。
「若者を侮るではないぞ」ということである。
そう思える世の中であってほしい。
企業の採用や人財育成を手伝ってきたが、組織内で行われている優れた人財のマネジメントによって、人が活性化して国の活力が高まる。
(2004年)の新聞各紙は、2004年度上期(4月9月)のパソコン出荷台数でSのVが前年の3位から5位に転落したと報じていた。
その翌日には、Hのレジェンドが日本カー・オブ・ザ・イヤーに決定したことを伝えていた。
ほとんど同時期に伝えられたこの2つのニュースは、閉塞状態のSと絶好調のHという、現在の2社の状況を象徴的に表している。
SとHはよく似た企業だと思われている。
たしかに共通の要素が多い。
終戦直後のほぼ同時期に創業されたこと。
創業者が天才とまで評される技術者であったこと。
そして、傍らになくてはならない優れたパートナー経営者が存在したこと。
ともにアメリカでの現地生産に業界に先駆けて挑戦したことを含め、国際市場に早くから進出し世界的なブランドを育てたこと。
さらに、両社の創業者、HS氏とI氏が親友の間柄であったことは、両社に同種の企業文化が存在することを暗示させる。
しかし、半世紀以上を経て今日の両社を比べれば、むしろ違いの方が目立つ。
Hは史上最高記録の純利益を叩き出し、順調な経営振りを発揮している。
それに対しSの決算は深刻と言う他なく、魅力的な新商品が出てこないことを考えると今後の展望も不透明である。
バブル崩壊後、名だたる著名企業が次々と深刻な不振に陥っていったが、老化した組織ほど、変化への対応に無力なものはない。
世紀の経営では、硬化した企業構造を自ら刷新する力が問われることになる。
ただ、自ら革新することほど困難なことはない。
かつて成功した企業ほどそうである。
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